岸和田市民大会を明日に控えてですが、
公欠について考えたことを書き留めておきます。
そもそもの発端は、先月末の大阪インターハイ中央大会でした。
岸高の中間テストと大阪インターハイは見事なまでに重なっており、
ここ5年間で時期がうまく外れたのは1回だけ。
まあ、ウチに限らず、3学期制の他の高校も似たようなものでしょう。
今までは3年生・2年生に限って出場者以外の公欠も認めてきました。
ただし、1年生は高校初めての定期テストのため、それを受験してから
競技場に来るように指示していますし、上級生でも「テストを受けたい」と
希望すれば、その意志を尊重してきました。
今回、そこに学校から「待った」がかかったのです。
テストをないがしろにすべきではない、出場しない者まで公欠にするのは
いかがなものか、・・・・などなど(他にもあったが敢えて書きません)。
顧問としての意見は言わせてもらいました。
インターハイや総体は陸上競技とはいえチームとして戦う試合であり、その意味で
公欠にしたつもりであること。決してテストや授業を軽視したわけではないこと。
しかし結局、選手と補助員以外の公欠は認められませんでした。
インターハイで他校の顧問の先生に話を聴くと、テストについては公欠条件の厳しい
学校の方が多いようでした。そこはまあ仕方ないのかも、と納得。
ただし、土曜日となると、多くの学校が選手以外も連れてきています。
今回のIH初日の金曜日、テストでなく平常授業だった学校(公立の進学校)は、
選手以外もたくさん来ていました(1年生も全員)。
どうしてこんなことを書くかというと、岸高が、学校として土曜日(授業日)の公欠
についても見直しをしそうになっているから。
初めは「ならば、土曜日に公欠をとるためには、全員がエントリーすればいいかな」
と考えていたのですが、それは競技場の試合についてであって、
いずれ高校駅伝が土曜日開催にでもなったらどうする?
出場する長距離部員だけで試合に行けってことか?
経験者は分かると思いますが、他の学校で長距離だけが会場に来て駅伝走ってる
学校ってあるか? ……ないですよね。
必ず短距離など他パートの部員も、全員がコース上に散らばって応援しています。
クラブとしての特性もあるのかなと思います。
陸上って個人競技だから選手だけでいいだろうという理解しかないのかも。
また、陸上以外の他クラブで平日に試合があるクラブは少ないという現状。
でも、他のクラブも土曜日の試合は多いですよね。
授業が大切と言われたら反論のしようがない(正論には勝てない)。
でも、クラブにも相応の教育的価値はあるはずなんです。
付き添いや補助員をしながら、先輩から学んだことが来年・再来年に必ず生きます。
レベルの高い試合を見て、刺激を受けて、自分の練習に生かせる面もあります。
何か、大阪の教育現場は世知辛くなってきました。これも時代の流れ?
学校の方針が決まるまでに、もう少しクラブの特性を説明したいと思っています。
さて、理解が得られるかな……。
なお、近畿インターハイについては、応援の公欠も条件つきながら認められました。
木・金の午後(文化祭準備の時間)、土日についてはクラス出し物のない日です。
詳しくはまた連絡しますので、必ず担任の先生やクラスの仲間と相談してください。